【新卒・IT未経験必見】就職・転職においてIT未経験と経験者は意外と差がつかない?理由を解説!

就職活動

IT業界に挑戦する際、よくある不安の一つが「IT未経験者と経験者が一緒に入社したら、未経験者は全然歯が立たないんじゃないか?」っていう疑問です。確かに、プログラミングとか技術の経験がないと同じ土俵で戦うのは不安ですよね。でも、本当にそんなに大きな差があるんでしょうか?

私自身、IT未経験でこの業界に飛び込みましたが、実際に感じたことや3つの観点からこの疑問に答えていきたいと思います!

前提:経験者の定義

「経験者」は、プログラミングとかIT技術に就職前や前職で触れてきた人を指すことが多いです。
最近だと、文系でも理系でもプログラミングを学ぶ機会が増えてますが、今回は「一つの言語についてプログラム言語を読解する能力がある人」を例に考えてみますね。

① 技術的な観点:経験者が有利…でもそれだけ?

技術的な観点では、やっぱり経験者が有利なのは否定できません。

プログラミング経験がある人は、コードを書いたことがあるだけあって理解のスピードが速いです。私も未経験で入った時、初めてコードに触れた時は「全然わからない…」って感じで、理解に時間がかかりました。

でも、案件によって使う言語や技術は全然違うので、経験者も未経験者も新しいことを学ぶ点では実質同じ立場なんです。
例えば、経験者がPythonに慣れてても、次のプロジェクトでJavaを使うってなったら、また一から学び直す必要があります。だから未経験者でも安心して新しい技術に挑戦できます!

さらに、一つのプログラミング言語を覚えれば他の言語も比較的スムーズに学べるのがITの面白いところです。
プログラミング言語の基礎的な考え方はどれも共通しているので、変数の使い方やループ処理、条件分岐などがわかれば、他の言語もすぐに習得できます。しかし、どの言語にも独自の文法や構造があるので、そこは経験者でも未経験者でもキャッチアップする必要があります。
だから、未経験者でも経験者と同じように新しい言語に対して対等に学んでいける場面が多いんです。

IT業界では日々新しい技術が登場するため、経験者でも常に学び続けることが求められます。なので、「プログラミング言語を知らないから不安…」という気持ちは全く不要です!実際、多くの企業では新人が実務を通してスキルを磨く環境が整っているので、未経験者でも十分に活躍できる場が用意されているんです。

Yang
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実際、私が見ている限りでも未経験で転職されている方も研修期間を経て実務に当たるので、本格的に仕事を行うときは経験者の方と遜色ないくらいになります!

結局、IT業界で大切なのは、技術を学び続ける意欲と柔軟性です。実務を通じて多くのことを学んでいける機会が豊富にあるので、未経験者でも安心して成長できる業界です。だからこそ、「プログラミング経験がないから無理だ」と考えるのはもったいないですよ!

② 業務理解の観点:未経験でも差はほぼなし

次に、業務への理解度についてです。実は、IT業界での業務の遂行に関しては、未経験者でも経験者との差がほとんどない場合が多いんです。

なぜなら、新卒社員や未経験者は多くの場合、テストや開発といった初歩的なフェーズからスタートするからです。こうしたフェーズでは、技術スキルよりも、システムの仕様や業務フローをしっかり理解する力が重要になります。

例えば、システム開発のプロセスは「設計→開発→テスト→運用」の流れで進行しますが、最初に任されることが多い「テスト」フェーズでは、プログラミングスキルそのものよりも、システムの仕様を正確に把握する力が求められます。ここでは、仕様書を読み解き、システムがどんな動作をするべきかを理解することが重要です。この力は、経験者も未経験者も必要なものなので、未経験だからといって遅れを取ることはありません。

また、新人のうちは、技術的な作業だけでなく、進捗管理やタスクの振り分けといったプロジェクト管理の仕事にも携わることが多いです。ここで一番大事なのは、上司やチームメンバーに自分の状況を的確に伝える「コミュニケーションスキル」です。例えば、開発やテスト中に何か問題が発生した場合、それをすぐに上司やプロジェクトマネージャーに報告し、適切なサポートを受けることが必要です。この「報・連・相(報告・連絡・相談)」が徹底されることで、プロジェクト全体の進行がスムーズになり、大きな問題を未然に防ぐことができます。実は、こうしたコミュニケーション力は技術力以上に重要なスキルなんです。

さらに、進捗状況をしっかり共有することで、周囲のメンバーがサポートしやすくなり、チーム全体が円滑に動くようになります。IT業界では技術だけでなく、こうした「チームで動く力」が非常に重要視されています。未経験者でも、この部分で大いに貢献できる場がたくさんありますよ!

③ 将来性の観点:未経験でもキャリアは広がる

最後に、将来性についてです。IT業界は技術の進歩が非常に速いですが、長期的に働く上でどんなキャリアパスが描けるのか気になる方も多いでしょう。

特に未経験者だと、「自分にどんな道が開けるのか?」と不安に感じるかもしれません。でも、実は未経験者でも経験者とほぼ同じくらいのキャリアパスが用意されているんです。

未経験の場合のキャリアパスはプロジェクトマネージャー(PM)が多い

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの進捗管理やクライアントとの調整を行う役割です。技術知識ももちろん必要ですが、それ以上に求められるのは「コミュニケーションスキル」と「調整力」です。そのため、未経験者として入って技術がないから…と思わなくても、プロジェクト管理でIT業界で活躍するという手段も十分存在するわけです!

「プロジェクトマネジメントってなに?」と思った方はIPAの資料をご確認ください。
ITにおけるマネジメントの標準スキルについて記載があります。

経験者としてのキャリアパスは、アーキテクトもある

アーキテクトはシステム全体の設計や技術的な戦略を考える役割で、非常に深い技術知識が求められます。アーキテクトについて詳しく言及することはこの記事の主軸からそれるため言及は控えますが、これまで以上に技術スキルが求められる、と思っておけば十分です。

こちらもIPAの参考記事がわかりやすいです。

このように、経験者は技術を極めてアーキテクトや開発リーダーといった技術特化型のキャリアを歩むことが多いですが、未経験者でもプロジェクトマネージャーとしてコミュニケーション力や管理スキルを活かしてキャリアを築くことができます。IT業界では、多様なキャリアパスが用意されているので、自分の強みを活かして成長できる場が必ずあります。

つまり、IT業界に入ったらずっとプログラミングをしているわけではありません。未経験として案件をこなしていくと、設計フェーズやプロジェクト管理など、技術以外のスキルが求められる場面も増えてきます。

未経験者でも、自分の強みを活かしてキャリアを築くことができるフィールドが広がっているんです。

IT業界では未経験者でも技術者として活躍する道もあれば、プロジェクトを管理する道もあります。それぞれの強みを活かし、長期的にキャリアを積んでいける環境が整っているため、未経験者でも安心して挑戦する価値がある業界だと感じています!

迷われている皆さん!ぜひIT業界でお待ちしています!