はじめに
基本情報技術者試験の科目Bは、2023年4月の試験から新しい形式に変更されました。
この変更により、午後の問題が科目Bとしてリニューアルされ、出題内容も大幅に改訂されました。
ただ、未だに午後問題と科目Bの違いがピンときていない…
今回は午後試験と科目Bとの違いに注目し、試験対策の上でのメリットをご紹介します。
最初にお伝えします。
2023年春期以前の参考書は、
絶対に買わないでください!
科目Bとは?
科目Bの試験の概要は以下のようになっています。
所要時間:100分
問題数:20問
出題範囲:「アルゴリズムとプログラミング」:約80%
「情報セキュリティ」:約20%
これまでの午後問題から大きく変わったのは、大問選択式から全答式になったことでしょう。
以前までは、自分の苦手な範囲を避けて、戦略的に午後問題を攻略できましたが、それが叶わなくなってしまいました。
ただし、科目Bによってデメリットが増えたわけではありません。むしろ、易化しているメリットの方が大きいです!
各問題は疑似言語を用いたプログラムのトレースや、セキュリティに関する読解問題が中心です。合格基準は従来と同じく60%です。
つまり20問×60%なので、12問で合格です。さらに言えば、20問×20%=4問のセキュリティ問題はぶっちゃけ簡単です。
サンプル問題を置いておきます。見ての通り科目Bは「読めばわかる」レベルがほとんどです。
科目Bの勉強法は?
科目Bの勉強法は一択、「プログラミング問題を解きまくる」です。
本当にこれがベストです。具体的には、「プログラムをトレースして確かめながら解く」が正解です。
応用情報技術者試験に合格している私が断言します。
プログラムのトレースは紙に書け!!!
おすすめの問題集
まずは普遍的に科目Bを学びたい人向け。
情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版 (EXAMPRESS) [ 橋本 祐史 ] 価格:1980円 |
こちらの参考書の特徴は文字通り「出るとこだけ」に絞って問題が厳選されています。
利用方法は以下のようになります。
かんたん合格 基本情報技術者過去問題集 令和6年度 [ 株式会社ノマド・ワークス ] 価格:1595円 |
この参考書の特徴は「過去問が4回分入っている」ことです。これだけです。
しかし、なかなか多くの問題を収録している問題集はそう多くない…
解説少な目問題マシマシを希望する方はぜひ!
最後は個人的に”激推し”の一冊。
基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック [ 大滝 みや子 ] 価格:2200円 |
冒頭でもお話しした通り、「科目Bの8割はプログラミング」です。
それに特化すれば、極論合格できるわけです。それならもう解きまくるしかありませんよね…!
この参考書の特徴は何といっても「プログラミング問題に特化している」ことです。
40問越えは正直すごすぎます。太っ腹です。
もう、これ一冊でいい。これさえあれば何もいらない。
おわりに
科目Bは仕組みさえ知ってしまえば、あまり怖いものではありません。
さくっと合格して、キャリアアップのバネにしていきましょう!
目指せ満点合格!ささやかですが応援しています!