【AP】IT業界転職への近道!応用情報技術者試験は転職に使える?

就職活動

はじめに

情報技術の進化は目覚ましく、その波に乗り遅れないためには、常に最新の知識を身につけることが求められます。

IT業界に転職するとなると、業界知識を身につけている証明のために、資格を取得しなければならないのも事実です。

応用情報技術者試験は、そんな現代社会においてITスキルを証明する重要な資格の一つです。この試験は、IT分野でのスキルアップを目指す人々にとって、その能力を証明する最適なモノであると言われています。

今回は転職において「応用情報技術者試験」は有利に働くのか、徹底的に解説していきます!

Yang
Yang

私自身、現場にいても応用情報技術者試験に合格したことが、

かなりの強みになってます!

Yang
Yang

【プロフィール】

・関西の文系学部を卒業

・if文すら理解できないIT未経験で東京の中堅SIerに新卒で就職

→入社2年目で開発リーダーとして邁進中  


応用情報技術者試験とは?

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)によって実施される国家資格であり、ITエンジニアとしての応用的な知識と技能を測る試験です。

この試験は、技術、管理、経営といった幅広い知識と応用力を身につけたいと考えるIT業務に田携わる人々に推奨されています。

詳しくは、IPAのサイトをご参照ください。

試験内容

試験は春期と秋期の年2回実施され、午前:150分と午後:150分の2部構成で行われます。

午前試験は多肢選択式で80問出題され、午後試験は記述式で11問中5問を解答します。試験時間はそれぞれ150分間です。

応用情報技術者試験の内容は、以下の3つの分野で分かれています。

テクノロジ系:ットワークやセキュリティ、データベースなどの技術的な問題を扱う。
マネジメント系:プロジェクト管理やサービスマネジメント、工数管理などの問題を扱う。
ストラテジ系:経営戦略やマーケティング、IT固有の法整備の問題を扱う。

難易度

難易度に関しては、合格率が1つの指標としてよく扱われています。

合格率は約25%となっています。
これは、受験者が実務経験を積んだ上での試験対策が必要であることを示しており、簡単に合格できる試験ではないことを意味しています。

合格率が近しい試験の例を挙げておきます。こう見ると手応えのある資格であることが分かりますね。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科:29.7%
中小企業診断士:25.4%
総合旅行業務取扱管理者:22.3%
引用:https://jqos.jp/aim/10

この試験を通じて、ITエンジニアは自らのスキルを証明し、キャリアアップを図ることができます。

また、企業にとっても、応用情報技術者試験を通過した人材は、高度なITスキルを持つ信頼できる証となります。

この資格は、IT業界での競争が激化する中、自己の能力を証明し、市場価値を高めるための重要なステップと言えますね!

応用情報技術者試験は転職に有利になる?

応用情報技術者試験は、IT業界での専門知識と技能を証明する国家資格です。

転職市場では、この資格を持つことが多くの場合、転職希望者の技術力の証として評価されます。

特に、IT業界未経験からの転職を目指す人々にとって、応用情報技術者試験はその能力と学習意欲を示す重要な指標となります!

ケース1.第二新卒×IT未経験の場合

前提として、転職の採用において重要視されるのは主に実務経験ポテンシャルです。

社会人経験を積むにつれて、経験:ポテンシャルのうち経験の占める割合が多くなっていきます。

第二新卒(今回は既卒、社会人1~3年目と定義)の場合、「新卒」という言葉ある通り、ほぼ「新卒」と扱いは同じと思っていただいてよいでしょう。

実際に2023年のマイナビの調査では、第二新卒と呼ばれる20代前半~中盤の年齢層に対しては企業の84.2%が積極的に採用すると回答したデータもあります。

また、私の体感ですが、IT業界(特にSIer)は全体的に人手不足の面があり、
未経験でも採用活動を行っているとことが多くあります。(SES系の会社が多め?)

SESとは?…

SESは「System Engineering Service」の略で、IT技術者をクライアント企業に派遣してシステム開発を行う業務形態のことを指します。いわゆる「客先常駐」がその例です。

未経験が転職でのギャップとならない第二新卒にとって、「応用情報技術者試験」さえ合格していれば、少なくとも入社3年目程度の実力として評価されることが多くなります!

入社3年目の主なスキルセット
①高いコミュニケーション能力
②応用的なプログラミングスキル
③システムの課題や欠点を指摘できる力
④後輩のマネジメントスキル
引用:https://web-camp.io/magazine/archives/121847

Yang
Yang

私自身、IT企業に勤務していますが、応用情報技術者試験に合格している方は、
大体入社3年目以降です。
正直、未経験の方が合格されてたら、非常~にびっくりします汗

結論として、

①第二新卒でIT未経験の場合、ポテンシャル採用の割合が多い。
②応用情報技術者試験に合格していると、技術力をかなりアピールできる。

ケース2.30代×IT未経験の場合

30代だと、「応用情報技術者試験」の合格のみでは転職の成功は難しくなります。

前述の通り、転職の採用において重要視されるのは主に実務経験とポテンシャルです。

社会人をある程度経験した30代を採用層とすると、ほぼ即戦力を求められます。

ある調査データでは、ミドル層(主に30代)の採用に求めるものの中で、「経験値・スキル」が1位になっています。

Yang
Yang

IT企業において、30代が担当する職責はおおむね
「開発リーダー」「PM(プロジェクトマネージャー)」に大別されます。
どちらも技術的な知識を持ち合わせていないと、実務では厳しいです、、、

しかし、これは「経験者」として30代が採用されるのを踏まえた上でのお話。

「未経験歓迎」なら話は別です。実は、IT業界は「未公開求人」も一定数存在するのが現状です。

IT業界の働き方として「SES契約」という雇用形態があります。

SES契約とは?
明確な定義は決まっていないが、一般的には「準委任契約」と言われています。
成果物による契約ではなく、履行割合型という契約形態です。(業務を遂行することに対して報酬が支払われる)

「未公開求人」は「SES契約」が多いです。というのも、SESはいわゆる人月商売になるため、

基本的には企業の法人営業経由で紹介されることが多いからです!

未公開求人の見つけ方は?

未公開求人は基本的に一般的な求人サイトでは見つかりません。エージェントを利用しましょう!

補足:企業から見た応用情報技術者試験取得のメリット

企業側から見ても、応用情報技術者試験を持つ転職希望者は、一定の技術基準を満たしていると見なされるため、採用の際のリスクを低減できるというメリットがあります。

さらに、公共案件など一部の案件では、応用情報技術者試験に合格しているだけで評価される場合もあります。
特にシステムインテグレーター(SIer)などの企業においては、資格保有者を積極的に採用する傾向が見られます。

Yang
Yang

なんとSIerの場合、案件によっては「資格保有数」で案件の獲得が決まるほど重要視されます…!。

応用情報技術者試験は、IT業界でのキャリアアップや転職において有利に働くことが多いですが、資格だけが全てではありません。

実務経験やその他のスキルも同様に重要であり、資格はあくまでその一部として機能します。したがって、転職を成功させるためには、応用情報技術者試験の資格を活かしつつ、実務能力を高める努力も必要です。

応用情報技術者試験の勉強法は?

応用情報技術者試験の勉強法については、以下の記事を参考にしてみてください!

おわりに

応用情報技術者試験は、IT業界での転職やキャリアアップに大きな一歩を踏み出すための強力なツールです。

この資格があれば、未経験からでもITのプロフェッショナルへと成長する道が開かれます。

今日紹介した情報が、あなたの転職活動に役立つことを願っています。

Yang
Yang

夢に向かって、一歩ずつ確実に進んでいきましょう!