はじめに
IT技術者としての基礎を証明するものとして就職活動や転職活動で重宝されている「応用情報技術者試験」。その難易度は合格率20%ほどからわかる通り、難関な国家試験です。
そんな激ムズ試験に、この私、文系かつIT未経験が挑戦し、合格した際の攻略法と勉強法を書いていきます。
文系×IT未経験でも戦略立てて勉強すれば、十分合格できます。
難しい試験ですが、精一杯対策していきましょう!
応用情報技術者試験の攻略法とは?
念のため、最初にざっと応用情報技術者試験について解説しておきます。
前述の通り、応用情報技術者試験は、IT業界でのキャリアアップに不可欠な資格です。
実際、IPAの説明でも以下のように「おすすめの試験」として取り上げられています。
ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。
引用:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「応用情報技術者試験 試験情報」より
上記のように、ITエンジニアとしてのレベルアップとして人気が集まっているのが「応用情報技術者試験」なのです。
実際の合格体験記(勉強期間:およそ2か月)
早速ド文系の合格体験記に移っていきましょう。
と、その前に私の簡単なスペックを紹介します。
【プロフィール】
・関西の文系学部を卒業
・if文すら理解できないIT未経験で東京の中堅SIerに新卒で就職
→入社2年目で開発リーダーとして邁進中
加えて、ITパスポート・基本情報技術者試験を取得しています。
(基本情報技術者試験に関しては午後問題プログラミング分野0点男です…)
勉強時間
社会人生活の中で受験するにあたって一番難しいのは勉強時間の確保でした。
業界的にも残業が多く、平日になかなかまとまった時間が取れないのが現状…。
平日は1~2時間しかできませんでした。その代わり、通勤時間は必ず過去問に目を通すなどして問題に触れる機会を増やしました。総合的にみるともう一時間くらい多かったのかもしれません。
休日は毎週ではないですが6~7時間一気に勉強していました。主に午後問題を中心に対策を行いました。まとまった時間が取得できる時は、必ず午後問題を解くことをお勧めします!!
なんせ午後試験の特徴は「文章が多い」&「時間が圧倒的に足りない」なので…(詳細は後述)
2か月前:午前問題を片っ端から解く
まず何より大事なのは、「基礎固め」です。
午前試験の問題はITパスポートや基本情報技術者試験よりもワンランク上の問題がちらほら出てきます。特に、計算問題やハードウェア関連などの、いわゆる基礎理論の範囲のレベルがぐんと上がります。
午後問題に直結するものは多くありませんが、午前試験が不合格になってしまうと、午後試験は採点すらされません。抜かりなく対策する必要があります。
私も、ITパスポート・基本情報技術者試験を通して、IPAの午前問題の重要性を痛いほど認識していました。なんといっても午前問題は「過去問の流用率の高さ」が特徴的です。
体感としては2~3割は過去問からそのまま問題が出題されます。全く選択肢も同じです。
参考書とオンラインのハイブリッド学習
応用情報技術者試験の学習の際には、一冊は教科書的に手元に参考書があると安心です。
私が愛用していたのは以下の参考書です。正直、これがなかったら合格してませんでした汗
キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和06年 [ きたみりゅうじ ] 価格:3630円 |
キタミ式は以下の点で、文系の方におすすめできます。
専門用語について詳しく解説している
他の参考書を見てみると、応用情報技術者試験ということもあり、ある程度の経験者を前提として書かれているものが多いです。
しかし、キタミ式の参考書では、用語一つでも分かりやすく解説してくれます。
イラストが豊富
私個人としてのキタミ式で一番”推し”ポイントです。
ネットワークやハードウェアの分野ってどうしても頭では理解しにくい部分があり、用語だけ見てもピンとこないことが多いんですよね…
しかし、キタミ式ならイラストを使用しながらわかりやすく解説してもらえるため非常におすすめです!
過去問題集
参考書が一通り終わったら、とにかく急いで過去問演習を始めましょう!
何を隠そう、午前問題は過去問がすべてといっても過言ではありません。
なぜなら、過去問がそのまま午前問題に出てくることがあるからです!
過去問をやればやるほど、点数はアップしますよ!
おすすめのサイトは以下のサイトです。ここはマジで神過ぎる…
おわりに
この記事を通じて、文系出身であっても応用情報技術者試験に合格するための具体的な方法をお伝えしました。
私自身の経験から、ITの専門知識がなくても、適切な勉強法と計画で、誰もがこの試験を突破できることを実感しています。
皆さんにも、今日紹介した勉強法を試していただき、試験に挑む勇気と自信を持っていただければ幸いです。
最後に、試験の合格はもちろん、その先のキャリアにおいても大きな一歩となることを心から願っています。
頑張ってください!